チャイルドシートガイド ● チャイルドシートはいつからいつまで必要? チャイルドシート使用義務の対象は6歳未満の幼児です。 つまり、新生児であっても、マイカー等自家用自動車を利用して病院から退院する時にはチャイルドシートを使わなければなりません。 未熟児や低出生体重児(2500kg以下)、 アトピーがひどくて療養上適当ではない等などの場合はチャイルドシートを使用する前に医師の指示を仰ぎましょう。 医師の診断次第で使用義務が免除されます。 ● 値段の高さ=チャイルドシートの安全性ではありません。 価格とは関係なく、国交省の認定(指定)を受けている製品は一定の安全基準を満たしています。 ● 値段が高いのは付加機能が多くなっているためです。 取付可能車種は各社メーカーのホームページ等で公開されていますので、必ず確認してから購入しましょう。 ● チャイルドシートの取付チャイルドシートはしっかり固定することによって、 はじめてその安全性が発揮されます。 前後や左右にぐらつくようであれば、万が一の時に十分な効果が得られません。 また、ちょっとしたブレーキなどでチャイルドシートが横転したりして、不測の車内事故を起こす恐れもあります。 取扱説明書をよく読んで、ぐらつきが生じないようにしっかりと固定しましょう。 取り付けに不安がある方は整備士にきっちり固定をお願いしてください。 助手席への取付は基本的に× 助手席には昨今ほとんどの車種でエアバックが装備されている為、 乳幼児用チャイルドシートを後ろ向きで取り付けるのはとても危険。 やむを得ず助手席に取り付ける際には座席を一番後ろに引き、背もたれを通常の立たせた状態にして必ず前向きに取り付けるようにしましょう。 ただし、学童用シート(ジュニアシート)に関しては助手席に取り付けても問題ありません。 チャイルドシートは子供の年齢や体重によって取り付けがことなってきます。 説明書をしっかり読んで、お子さんの年齢や体重に応じたきっちりとした使い方を心がけましょう。 ● 子供がチャイルドシートを嫌がる場合チャイルドシート=躾(しつけ) と考えてください。子供が嫌がったとしても毅然とした姿勢が求められます。 長時間、長距離乗る場合はこまめにパーキングや駐車場に入って気分転換させるなどの工夫が必要です。 嫌がったからといってすぐにチャイルドシートから降ろしたり、抱っこしたりするのは逆効果。 子供の安全を守るためと考えて、毅然とした態度を子供に示しましょう! ● 子供がチャイルドシートを嫌がるのにはちゃんと理由があります。 子供がチャイルドシートを嫌がったら、まずは取付を疑いましょう。 チャイルドシートは子供にとってもとても狭い空間です。 少しのズレでも子供にとってはとても居心地の悪い状態になってしまいます。 また、ベルトがしっかりフィットしていなければ、徐々に姿勢が崩れてきます。 大人なら、姿勢を直すことが簡単にできますが、チャイルドシートに座っている子供にはそれが出来ません。 座らせる際はお尻を奥まで入れ、ベルトもしっかりとフィットさせるようにしましょう。 外の景色が見えないのも嫌がる一つの理由です。 子供が気を紛らわせるようにアクセサリーをぶら下げてみたり、工夫してみましょう。 ● 衣服や温度にも気をつけましょう。 厚着のままチャイルドシートに座らせると、ゴワゴワした不快感から嫌がる原因になります。 また、子供は温度の変化に特に敏感。運転席と後部座席では車内温度がかなり違う場合があります。 チャイルドシートの設置席の温度を気にしながらエアコンを使用しましょう。